横浜市都筑区 5階建てマンションで行うピンポイントの雨漏り防水工事

今回は、横浜市都筑区にある5階建てマンションで行った雨漏り箇所の補修工事、防水工事についてご説明いたします。
4階部分の共用部階段の天井から雨漏りがあったため、ご依頼をいただきました。

さっそく現場を確認したところ、5階のアルミ手摺下の笠木部分に雨漏りの原因になりそうな箇所があります。そこで、笠木を外して工事することを提案しました。

笠木の補修工事とあわせて防水工事を行いましたので、ご覧ください。

目次

マンション廊下天井雨漏りの原因追及

ご依頼を頂いたら、まずは雨漏りの原因を調べるために現場調査を行います。
拝見したところ、4階廊下に細かいヘアクラックがあり、そこから水が染み出している状態でした。

5階に上がると、廊下には塩ビシートが床と立ち上がり部分に張られており、すぐ隣にルーフバルコニーがあります。そしてルーフバルコニーと廊下の間にはアルミ手摺が設置されていました。

このルーフバルコニーは、数年前にウレタン塗膜防水の工事をしたと管理会社の方からご報告をいただいています。多少の劣化は見られますが、雨漏りの原因である可能性は低いように感じました。

一番疑わしいのは、アルミ手摺下の笠木部分です。
笠木と支柱の結合部分や、アルミ手摺自体に隙間があり、水が浸入しているように見えます。
そこでまずは笠木部分の補修工事と防水工事を行い、それでも雨漏りが止まらない場合は廊下部分の塩ビシートを貼り直す2段構えでご提案いたしました。
最初の笠木補修防水工事で雨漏りが止まれば、最小限の工事で解決できる可能性があります。

雨漏り補修は、原因を発見するのが非常に難しい工事です。
現場調査だけでは壁の内部やアルミ手摺の土台などを確認できないため、これまでの現場経験をもとに推測しながら工事を進めることになります。
今回も、アルミ手摺下の笠木に原因があるのではないかと当たりを付けながら工事することとなりました。

アルミ手摺下笠木部分の補修工事と防水工事

まずはアルミのアルミ手摺を取り外し、笠木部分もすべて剥がします。
すると土台には廊下の塩ビシートとゴムシートが重ねて貼られていることがわかりました。
2枚のシートが層になって劣化しているため、隙間が生じています。
塩ビシートは廊下の延長部分、ゴムシートはルーフバルコニーに元々貼り込まれていたものの延長部分です。

ゴムシートは立ち上がりの途中で切り取られ、アルミ手摺の笠木で隠れていたため、現場調査時にはゴムシートの存在を発見できませんでした。
外から見ただけでは、ルーフバルコニーと廊下の間にあるアルミ手摺の笠木がどのような収まりになっているのかわかりませんでしたが、笠木部分を開けたことでようやく現状を把握することができました。

シートが2枚重なっていること、笠木の下に隙間が多数空いていることなどから、ここが雨漏りの原因である可能性が大きいです。

またゴムシートの状態から、ルーフバルコニーの工事の際にアルミ手摺の笠木を脱着していなかったこともわかりました。
さらにアルミ手摺を支える丸い支柱が笠木部分に差し込まれており、この支柱の中も空洞になっているため、雨漏り原因の可能性があります。

そこで今回はゴムシートと塩ビシートを剥がし、空洞の支柱内部にも細工を施すことにしました。

上記の写真をご覧ください。土台の黄色い部分が、ルーフバルコニー側のゴムシートを撤去した箇所です。
上部に重なっていた塩ビシートとゴムシートも剥がしました。

ルーフバルコニーの立ち上がり部分にプライマーを塗布します。養生の内側まで、床上も丁寧に塗りました。

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このとき、ルーフバルコニー側にある電線は塗りやすいようにずらしています。

さらに廊下面の塩ビシート側にもプライマーを塗ります。

アルミ手摺を支える丸い支柱の周りも、シーリング材で埋めて隙間をなくしました。
これにより水の侵入を防ぎます。

下塗り・下準備が完了したら、防水層の1層目を塗装します。

今回はサラセーヌを使用しました。

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こちらは2層目を塗っているところです。
ローラーだけでなく刷毛も使い、支柱周りや床面などの細かい箇所も丁寧に塗っていきます。

さらに丸い支柱の中も、空洞が心配だったためグラウト材を注入しました。
円柱の中身すべてを詰めるのではなく、ボルト穴のある箇所の下まで底上げをし、支柱の中に入った水がボルト穴から外へ排出しやすいようにしています。
水の侵入を完全に防ぐのではなく、水を排出しやすい構造にすることが雨漏り工事の基本です。

その後、防水用のトップコートを塗りました。

塗装が完全に乾いたら、アルミ手摺を復旧します。

雨水は、アルミ手摺などの接合部などあらゆる隙間から入るものです。どんなに完璧な工事だとしても、雨の侵入を100%防ぐことはできません。だからこそ、雨水を滞留させず排出するための水路を作ることが雨漏りの補修工事は必要です。

今回はアルミ手摺が脱着可能なタイプだったため、脱着して細部まで丁寧に工事することができましたが、脱着できないタイプのアルミ手摺もあります。
その場合はシーリングなどで水の進入口を塞ぎ、中に入り込んだ水が排出できるようにアルミ手摺や支柱に穴を開けるなどの対応をします。

最後に、アルミ手摺周りの壁や立ち上がり部分、入隅などの端末部分のシーリングを打ち替えて完成です。

現場経験から導き出す状況に合った雨漏りの補修工事

今回は、雨漏りの補修工事と笠木部分の防水工事についてご紹介しました。
雨漏りは原因を見つけるのが非常に難しいですが、ひとつひとつ原因となる箇所をつぶすことで止めることができます。

今回の工事は先日の大型台風前に完工したのですが、台風後もお客様から雨漏りのご連絡はありませんでした。
自然の雨水検査になりましたが、工事した箇所に雨がたまるのを防ぎ、しっかりと防水塗装工事の効果を発揮してくれたようです。
現場で培った経験と知識から工事をご提案し、無事雨漏りを止めることができホッとしました。

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雨漏りを止めることで建物の寿命が大きく変わるため、雨漏り工事はビルやマンション、そして戸建てにとってとても重要です。
これまでの豊富な雨漏り補修工事や防水工事の経験を活かして、工事をいたします。

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