港北区の築36年マンションで行う下地準備のシーリング工事と高圧洗浄

これまで3回にわけて、このブログでご紹介してきました、横浜市港北区にある3階建てマ
ンションの補修工事ですが、ようやく今回のブログですべての下地準備と補修工事のご紹介
が終わります。
この建物は、12世帯と小規模のマンションで、クラックの補修工事、打ち継ぎ目地の形成
、爆裂や浮きの補修工事、タイル壁の補修工事など、多岐にわたる補修工事を行いました。

今回は、そのフィナーレを飾るべく、塗装工事前に行う下地準備としてのシーリング工事と
高圧洗浄についてご紹介いたします。
どうぞご覧ください。

目次

外壁のシーリングの打ち換え

最初にご紹介するのは、玄関ドア前の外壁部分のシーリング打ち直しです。


L字カッターを使用して、元のシーリング材を撤去します。
こちらのシーリングは、サイディング壁のつなぎ目などに打ってあるシーリングと違い、3
面接着タイプのため、撤去に力が必要です。
そのため、ここでは力の込めやすいL字カッターを使用しています。

職人によっては、通常のカッターを使用しますが、非常にしっかりとくっついているため、
隅々まで念入りに撤去しました。

シーリング材を撤去したら、次は養生した後プライマーを塗ります。
今回はコニシの変成シリコンMSシールを使用するため、密着性がアップするコニシのシー
ルプライマー#9を使用します。

この時、元のシーリングやゴミなどの取り残しがないかもチェックし、丁寧にプライマーを
塗ります。

プライマーを塗ったら、シーリング材を注入します。今回の注入ガンは、注入口に角度があ
るものを使用しました。
後ほどヘラで押し込むので、たっぷりと打ち込みます。

こちらはヘラ押さえしているところです。
溝幅に合う細いサイズのヘラで、注入したシーリング材を平らにならし、はみ出した部分を
こそげ落とします。
シーリング材は、夏場であれば翌日には乾きますが、冬場は2〜3日ほど乾くのにかかりま
す。

今回は玄関扉で、人の行き来が多い場所だったため、シーリング工事後に「打ち立て注意」
の注意張り紙や、テープなどを貼って注意を促しました。

シーリング材は、二液タイプのものでも固まるのに時間がかかりますので、最低でも1日は
触れないようにご注意ください。乾いたら、マスキングテープを外して完成です。
熟練の職人になれば、はみ出すことはほとんどありませんが、はみ出した場合には、しっか
りとシーリング材を落として、塗り残しなどがないように仕上げます。

関連動画

ガラス周りのシーリング打ち換え

次にご紹介するのは、窓ガラス周りのシーリングの打ち換えです。


もともとは、ゴム製のビートがガラス周りに貼ってあり、ガラスとサッシの隙間を埋めてい
ましたが、このビートが劣化すると反り返ってしまい、水などが入りやすくなります。 そ
こで、このビートを撤去して、シーリング材で打ち換えをすることとなりました。

ビートは、新築時サッシにビートを貼った後、そこへガラスをはめ込みます。そのため、後
からビートを張り込むことができません。
そこで、ビートの代わりにシーリング材に打ち替えを行います。

ビートをカッターで撤去し、養生後にプライマーを塗ります。

今回はシリコンタイプのコニシのボンドシリコンコークを使用します。

シーリング材を打ち込みます。
今回のシーリング材は、色がブラック、ホワイト、グレー、クリアなどがあるため、サッシ
の色と合わせて色を選びました。使用したのは、ブラックです。

こちらもヘラ押さえをして、空気の入ることなくみっちりとシーリング材を詰めました。
ここで使用するヘラは、先ほど外壁で使用したものとは別です。隙間によって、道具も使い
分けます。

完成したものがこちらです。
これで、窓枠から雨水が侵入することはありません。

その他、換気ガラリ周辺や、躯体の目地などにも変成シリコンを打ち直しし、シーリング工
事は終了です。
基本的に窓ガラス周りには、変成シリコンを使用しません。不向きとされているからです。

シーリング材は、使用する箇所によって、使ってよいものと悪いものがあるため、メーカー
の出している使用方法に照らし合わせながら使いわけます。

関連動画

タイル壁の汚れ落とし

シーリング工事が終了したら、タイル壁の汚れを薬品で落とします。


この薬品は、人の住んでいる住居でも使用ができるタイプのものです。

原液を水で希釈して使用し、スポンジやブラシを使ってタイル壁の黒ずみやコケなどの汚れ
を落としていきます。
ただし、この薬品を使っても落とせない汚れがあります。それは錆び汁です。
外壁に取り付けた金物が錆びて、オレンジや茶色の汁がでるのですが、これは外壁に付着す
ると落とせません。

そのため弊社では、再塗装工事の際に壁面に金物がある場合には、状態によって交換のご提
案をしています。
お客様によっては、「そこまで錆びていないし、まだ交換はしなくても…」と思う方がいら
っしゃいますが、錆びる前に交換することで汚れを回避することが肝心です。
錆び汁が外壁についてしまってからでは落とせません。
外壁の配管廻りの金具や、換気口など。金物が使われている場合には十分ご注意ください。

こちらが、汚れを落としたタイル壁です。見て違いがわかるほど、綺麗になりました。

汚れの落ちかたまで気を配る高圧洗浄

最後に高圧洗浄をかけて、塗装前の下地準備を終えます。


タイル壁は、高圧洗浄で薬品を洗い流して工事は終了です。塗装はしません。

その他タイル壁以外の外壁や軒天などに高圧洗浄をかけたら、最後にバルコニーの高圧洗浄
です。
外壁の高圧洗浄は、主にチョーキングやコケ、汚れを落とし、何もしなくても汚れは水と一
緒に下に落ちていきます。

しかし、バルコニーの床などの場合は、しっかりとごみや汚れを排水溝に流さないと、汚れ
を散らしただけになってしまうのです。
今回は、高圧洗浄後に防水工事も行いますので、ごみなどはもちろんですが、砂埃なども残
らぬように洗浄しました。
これで、下準備工事は完了です。

関連動画

下準備工事が工事の基本となる

ここまで4回にわたって、3階建て12世帯の小規模マンションの下地準備および補修工事
についてご説明しました。

補修工事は、家の箇所や浮き、クラック、爆裂、シーリングなどの種類によって、多種多様
の工事方法があります。
塗装工事の際には、どのような下準備の工事が行われるのか、ぜひ見積書でチェックしてく
ださい。

弊社では、塗装がない場合でもご紹介したような外壁にまつわる工事でしたらお引き受けで
きます。
いわゆるガラス張りの窓の外壁(カーテンウォール)のシーリング工事や、レンガ壁、石造
り(大理石など)の壁でも、高圧洗浄とそれぞれの建材にあった補修工事が可能です。
外壁のことでお困りのことがありましたら、いつでもお問い合わせください。

次回はいよいよ、最後の塗装工事についてです。ご覧ください。

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