塩ビシート防水で実現した安心の防水層 横浜市神奈川区での施工事例を紹介

屋上やバルコニーの防水工事。普段の暮らしではあまり意識しない部分ですが、建物を雨や風から守る大切な役割を果たしています。中でも「塩ビシート防水」は、近年とても人気のある工法です。でも、「どんな工事なの?」「どうして選ばれるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事では、塩ビシート防水の工事の流れとともに、知っておくと役立つポイントをやさしく解説していきます。

目次

塩ビシート防水ってどんな工法?

塩ビシート防水は、塩化ビニル製のシートを屋上やバルコニーに張り、そのシートで雨水をしっかりとシャットアウトする工法です。紫外線や熱に強い性質を持つこのシートは、夏の強い日差しや、冷たい雨風の中でも屋上をしっかりと守ってくれます。

シートの色も選べるので、ただ防水するだけでなく、屋上の見た目をすっきりと美しく見せる効果もあります。新築だけでなく、古くなった防水層の上にそのままかぶせて施工できることもあり、改修工事にもよく使われています。

屋上塩ビシート施工後

工事はどんな流れで進む?

塩ビシート防水の工事は、見た目以上に一つひとつの工程を大切に積み重ねる職人の手仕事で成り立っています。工事の始まりは屋上の細かな調査からです。ひび割れや浮きがないか、雨水が正しく流れるかなど、職人が自分の目で確認し、建物に最適な工事の準備を整えます。

その後、屋上の下地をきれいに整えます。古い防水層の傷みや凸凹をモルタルなどで補修し、掃除を徹底することで、防水層の持ちを長くします。この下地処理こそ、塩ビシート防水の寿命を大きく左右する大事な工程です。

いよいよ塩ビシートを張る作業に移ります。建物の状態や立地に合わせ、接着剤で張る方法か、専用金具で固定する方法かを選び、最適な方法で確実に施工します。そしてシートのつなぎ目は熱を使って一体化させ、雨水を一滴も通さない防水層を作り上げます。

最後は屋上の端や排水口、立ち上がりなどの細かい部分まで、部材やシーリング材で丁寧に仕上げます。工事が終わると、漏水がないかしっかりと検査し、必要があれば水張り試験も行い、お客様に安心していただける状態でお引き渡しします。

塩ビシート防水が選ばれる理由

塩ビシート防水がこれほど多くの現場で選ばれている理由は、その性能と施工の柔軟さにあります。まず何といっても、紫外線や熱、雨風に強く、長持ちすること。適切な施工とメンテナンスで、15年以上は屋上をしっかりと守ってくれる頼もしい防水層になります。(環境やメンテナンス状況によります)

また、既存の防水層を撤去せず、その上から施工できる場合が多いため、工期が短く廃材の処分費用も抑えられます。見た目もすっきりしていて、屋上を美しく保ちたい方にはぴったりです。最近では、屋上緑化や太陽光パネルの基礎としても相性が良いとされています。

実はこんな注意も必要です

ただし、塩ビシート防水は「どんな現場でも万能」というわけではありません。例えば、屋上の形がとても複雑だったり、突起物が多い場合は、シートの加工に時間と手間がかかります。その分、職人の腕が試される工事になるのです。

また、強風が多い地域では、機械固定工法の場合、金具の固定力や間隔の設計をしっかり考えなければなりません。こうした条件を見極めたうえで、信頼できる業者と相談しながら工法を決めていくことが大切です。

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屋上を守るために、業者選びも大切に

塩ビシート防水の材料は高品質ですが、それだけで防水性能が保証されるわけではありません。大切なのは、きちんとした施工をすること。調査、下地処理、溶着、細部の納めまで、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねることで、初めて「長持ちする屋上」が出来上がるのです。

「そろそろ防水工事を」とお考えの方は、ぜひ「施工の実績が豊富で、保証やアフターサービスがしっかりしている業者」を選んでください。工事後も点検を続けていくことで、屋上の安心はずっと続いていきます。

弊社でもご自宅や建物に合った工事プランをご提案させていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。



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