屋上のひび割れを防ぐ伸縮目地の重要性

伸縮目地は、建物の構造や防水層において、温度変化や乾燥収縮による部材の膨張・収縮を吸収し、ひび割れや破損を防ぐために設けられる重要な要素です。特に、屋上や外壁などの外部に面した部分は、日射や気温の変化にさらされやすく、部材の伸縮が大きくなるため、伸縮目地の設置は不可欠です。以下に、伸縮目地の役割について詳しく解説します。

古い撤去した伸縮目地
目次

1. 部材の伸縮を吸収

温度変化への対応: 建物を構成するコンクリート、モルタル、金属などの材料は、温度が上昇すると膨張し、下降すると収縮する性質を持っています。特に、屋上は日中の太陽熱で高温になりやすく、夜間には急激に冷えるため、温度変化による伸縮が大きくなります。伸縮目地は、これらの伸縮を吸収することで、部材に過度な力が加わるのを防ぎ、ひび割れや剥がれなどの損傷を防ぎます。

乾燥収縮への対応: コンクリートやモルタルは、硬化する際に水分が蒸発し、乾燥収縮を起こします。この収縮も、部材にひび割れを引き起こす原因となるため、伸縮目地を設けることで、収縮による応力を緩和します。

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