建物を守る職人技 改質アスファルト防水トーチ工法の流れとこだわりポイント

横浜市神奈川区にあるマンションの大規模修繕工事において、マンション屋上の「改質アスファルト防水トーチ工法」による防水改修工事の流れを、わかりやすくご紹介します。「どんな工事なの?」「どんなふうに進めていくの?」という疑問にお答え疑問にお答えしつつ、職人たちが現場で意識しているポイントや技術の工夫もお伝えします。防水工事は建物を守るためのとても重要な工事なので、ぜひ最後までご覧ください

1. まずは抑え金具の撤去からスタート
防水工事の第一歩は、既存の防水シートを固定している「抑え金具」の撤去です。この金具は、特に立ち上がり部分(屋上の端の垂直部分)にしっかり取り付けられています。一見地味に見える作業ですが、ここがきちんとできていないと次の工程に影響が出るため、とても重要です。
抑え金具は錆びていることが多く、また強固に固定されているため、電動工具(インパクトドライバーなど)を使用し、ひとつひとつ丁寧に取り外していきます。職人たちは作業中に金具が飛び散ったりしないよう、周囲の安全にも配慮しながら進めます。
ポイント
「抑え金具の残骸や取り残しがあると、次のシートが浮いてしまう原因になります。細かい部分まで目を凝らして、残さずきれいに取り外すことが大事なんです」

2. 既存防水シートを剥がしていく
金具を撤去したら、次は古いアスファルト防水シートの剥がし作業に入ります。このシートは経年劣化で破れやすくなっていることもあれば、まだしっかり下地に密着していることもあります。職人たちは「はつり機」を使って防水シートに切れ目を入れ、剥がしやすくしながら、力を入れて丁寧に撤去していきます。
この工程では、ただ剥がすだけでなく、下地の状態をしっかり確認することも重要です。既存の防水シートが浮いていたり、剥離していたりする部分は要注意です。もし見逃してしまうと、新しい防水シートの施工後にトラブルが起きる可能性があります。
ポイント
「剥がし作業で下地の状態が見えてきます。特にひび割れや浮きが見つかれば後でしっかり補修します。ここで見落としがないように、気を抜かず慎重に進めます」

3. 下地処理剤を塗って新しい防水の準備
既存の防水シートを完全に剥がしたら、次に「下地処理剤」を塗布します。この処理剤は、新しい防水シートが下地にきちんと密着するための「接着剤」の役割を果たします。ローラーを使い、広い屋上をムラなく均一に塗り広げていきます。
この工程では、適切な乾燥時間を確保することが何より大切です。湿った状態で次の工程に進んでしまうと、防水シートが浮きやすくなり、せっかくの工事が台無しになってしまいます。職人たちは天候や気温、湿度を考慮し、最適なタイミングで作業を行います。
ポイント
「下地処理剤を塗ったら、しっかり乾かすのがポイント乾燥が不十分だと密着不良の原因になるので、天候や時間を見極めて作業しますよ。」

4. トーチで炙りながらシートを貼り付け
ここからいよいよ本番です。新しい「改質アスファルト防水シート」をトーチバーナーで炙りながら、下地に密着させていきます。シートの裏面をトーチの高熱で炙るとアスファルトが溶け、接着剤のような役割を果たします。この作業は温度管理が非常に重要です。炙りすぎるとシートが溶けすぎたり、逆に熱が足りないと密着が不十分になってしまいます。
シートを貼り付けた後は、「鉄ローラー」を使って転圧をかけます。この作業でシートと下地がしっかり密着し、防水性が確保されます。端部や立ち上がり部分は特に弱点になりやすいので、念入りに転圧を行います。
ポイント
「炙る温度の調整や転圧の力加減は、長年の経験で培った感覚が頼りです。防水工事は細部の丁寧な仕上げが耐久性を左右します」

5. 既存防水の浮きや剥離もキッチリ補修
工事中に、既存防水層の「浮き」や「剥離」が見つかることがあります。これを見逃さず、きちんと補修するのが職人の腕の見せどころです。具体的には、浮きや剥離の部分を一度切開し、トーチバーナーで炙って再接着します。こうすることで、その部分の防水性能をしっかりと復活させます。
補修作業を怠ると、新しい防水シートを施工しても弱点になりやすく、後々不具合が出るリスクが高まります。そのため、補修作業には特に時間と手間をかけて丁寧に行います。
ポイント
「補修部分は防水層の弱点になりやすいんです。だからこそ、しっかり密着させて再接着することが肝心です」

6. 約300㎡の屋上が7日間でキレイに完成
今回の工事では、約300㎡の屋上を7日間で改修しました。工事のスピード感も「改質アスファルト防水トーチ工法」の魅力の一つです。ただし、天候や下地の状態によっては工期が前後することもあります。
短期間で施工できるとはいえ、職人たちは品質を絶対におろそかにしません。各工程でしっかりと確認を行いながら、確実に仕上げていきます。
ポイント
「早く終わらせることよりも、しっかり仕上げることが大切です。手抜き工事は絶対にしません」

「改質アスファルト防水トーチ工法」ってどんな工法?
今回採用した「改質アスファルト防水トーチ工法」には、こんな特徴があります。
- 耐久性が抜群:柔軟性が高く、気温変化や紫外線による劣化にも強いです。
- 密着性が高い:トーチで炙ることで、下地としっかり一体化します。
- 施工がスピーディー:乾燥時間が短く、短工期で仕上がります。
ただし、施工には職人の高い技術が必要です。シートを炙る温度やローラーでの転圧具合など、細かい技術が工事の品質を左右します。

まとめ:職人の技でしっかり防水
今回は、改質アスファルト防水トーチ工法による屋上防水工事の流れをご紹介しました。
防水工事は見えない部分の工事ですが、建物を雨水から守り、寿命を延ばすためには欠かせない工事です。
私たち防水職人は、毎回「丁寧に、確実に」をモットーに、見えないところまで手を抜かず施工しています。防水工事をお考えの方は、ぜひ信頼できる職人にお任せください。お客様の大切な建物を、しっかり守るお手伝いをさせていただきます。
「お困りのことがあれば、いつでもご相談くださいね」
〇この工事の施工動画